電通「鬼十則」をクリエイティブに解釈してみた
電通「鬼十則」とは
誰もが知る広告代理店「電通」。その4代目社長であり「広告の鬼」と呼ばれた吉田秀雄氏による格言「鬼十則」(1951年)。
電通マン達が持つ社員手帳にも掲載されていたそうで、さらには「裏十則」なるパロディが電通マン自身によって作られるほどの名言です。
今回はお客さまの販促・集客をお手伝いする私たちアサコミに当てはめたい、名付けて“クリエイティブ「鬼十則」”にリメイク!
本家によるパロディが既にあるので二番煎じですが、そこはリサイクルもとい温故知新の精神で、現代に働く私達に当てはめてみれば何か見えるものがあるというものです。
クリエイティブ「鬼十則」
- “デザイン”は自ら創るべきで、“指示される”べきでない。 (原文:仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。)
- 上司やお客さまに指示された通りに作っただけのデザインには、あなた自身が生み出した価値は無い。
- “納期”とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。 (原文:仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。)
- あらゆる想定を重ね、細々とした工程を洗い出し、お客さまを的確にアテンドすることこそ納期厳守のキモである。
- 大きな“コンセプト”で取り組め、小さな“コンセプト”は“予算”を小さくする。 (原文:大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。)
- 大きなコンセプトを掲げない限り、お客さまに相応の価値を提供することはできない。
- “シンプルな表現”を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。 (原文:難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。)
- 10個の事を伝えるのに10個の言葉をただ羅列するのは脳が無い。シンプルな表現こそが最も伝わりやすく最も苦労を要するのだ。
- 取り組んだら“話す”な、殺されても“話す”な、“契約締結”までは…。 (原文:取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは…。)
- 情報が価値を生む。情報を大切に取り扱うことは価値を保つのと同義なのだ。
- “担当営業”を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、“短い納期”に天地のひらきができる。 (原文:周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。)
- 最高のパフォーマンスを発揮するため、時には仲間に対しても鬼になれ。それは最終的に仲間にも恩恵をもたらす。
- “資格”を持て、“上位の資格”を持っていれば、“認定”と“優遇”と、そして正しい“手当”と希望が生まれる。 (原文:計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。)
- 資格は自信につながり、自信は成長につながる。そして個人の成長は組織の成長につながる。
- 自信を持て、自信がないから君の“企画書”には、迫力も“捻り”も、そして厚味すらがない。 (原文:自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。)
- 作品はそれを作った人間の力量を端的に表す。そして時には人間性さえも表すのだ。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、“プレゼン”とはそのようなものだ。 (原文:頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。)
- 相手は商品やサービスの内容を知りたいのではなく、信頼に足るパートナーかどうか評価しているのだ。
- “赤字修正”を怖れるな、“修正”は進歩の母、“デザイン”の肥料だ、でないと君は“ただのオペレーター”になる。 (原文:摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。)
- 独りよがりなデザインは自己満足でしかなく、人を納得させてこそのプロである。常に他者からの評価に耳を傾けよ。
伝える伝わる支援の専門集団
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「鬼十則」を検索して、この記事を最後まで読んでしまったあなた、これも何かの縁です。
こんな事を考える会社がどんなデザインをするのか気になったら以下よりどうぞ!