【まとめ】企業のホームページに必要なコンテンツ例10選+α
ホームページのコンテンツが思いつかずお悩みの方へ。弊社には企業ホームページの制作実施が多数あります。そんな長年の経験を元に、企業ホームページから漏れやすいコンテンツを例としてピックアップしました。
よそのウェブサイトには掲載されていないようなニッチな例もまとめましたので、さすがに1つはヒントが見つかります。ぜひ最後までお読みいただき、効果的なホームページにしましょう!
そうすればこの記事を書いた苦労も報われます。
1「ホーム」「トップページ」に必要なコンテンツの例
重要なお知らせ欄
通常のお知らせとは別に、“重要なお知らせ欄”は必ず用意しましょう。
臨時休業であったり緊急の連絡事項であったり、運用面に入ってから必要性に気づく場合が多いですが、重要なお知らせ欄は実は必須です。通常のお知らせ欄と兼用すると、他のお知らせに必ず埋もれてしまいますので。
SNSなどの外部サイト(姉妹サイト)
TwitterやFacebookなどのSNSや、採用サイトなどの外部サイトを運用している場合は忘れずに入れましょう。ホームに掲載するというよりはヘッダーやフッターに入っていることが多いですね。
目玉コンテンツへの導線
製品の仕様は「製品案内」のページに。沿革は「企業情報」にというように、ホームページの構成が整理されてくると、いよいよホームには何を掲載すればよいのかわからなくなります。
そこでもうひと思案して、“目玉コンテンツへの導線”を設置しましょう。
そのホームページで特に見てほしいコンテンツが要約されていると、トップページが良いガイド役になります。
2「製品情報」「事業内容」に必要なコンテンツの例
お客さまの声
あなたの会社の製品やサービスを利用したユーザーが、どこをどのように評価したのか?
「お客さまの声」を掲載しましょう。顧客の声を製品やサービスに反映する、顧客満足に配慮する真摯な企業として印象づける効果があります。
必ずしも、あなたの顧客にコメントを依頼する必要はありません。日々、顧客に接している営業マンに、日頃どのような顧客からどのような声が寄せられているのかを尋ねるだけでよいのです。
プレス向け写真画像
製造業などの場合、製品などの写真画像を掲載して、ユーザーに積極的に二次利用してもらいましょう。
公式に使用が認められている写真画像があると、製品が独り歩きして思わぬ効果につながります。
よくあるパターンだと、卸売業や小売業のECサイトにも使ってもらえたりして非常に効果的です。
観光協会では、観光スポットの写真をプレス向けに提供している事例もあります。
3「企業情報」「会社案内」に必要なコンテンツの例
会社の強み・選ばれる理由
仮に、ユーザーがあなたのホームページをくまなく読み込んでくれたとしても、あなたの会社の“強み”を印象づけるのは困難です。
あなたの会社の製品、サービスが他社とはどう差別化され、なぜ選ばれているのかを分析し、あなたの会社の“強み”をしっかりと掲載しましょう。
多くの企業では、明確な差別化ができているわけではなく、“強み”を明文化するのは大変です。
でも、顧客があなたの会社を選んだ理由は必ずあります。
売上高&従業員数
企業ホームページにおいて、資本金の情報を掲載しないことはまずないのですが、売上高や従業員数を掲載しないケースがよく見受けられます。これらは年度毎に変動するので更新の手間を嫌ってなのかもしれませんね。でもちょっと待って!あなたの取引先だけでもなく求職者も「その企業が経営的に問題ないかどうか?」しっかりチェックしています。
つまり、企業のホームページは与信調査にも使われ、売上高や従業員数は非常に重要な判断材料(信用情報)となります。面倒でも掲載しましょう。
商圏となる地域
コンテンツというより単語(キーワード)ですが、あなたの会社の商圏(地域名)を明記しないとGoogleの検索結果で見つかりにくくなってしまいます。
ホームページの本文には、地域名をキーワードとして絶対に含めましょう。
(例:弊社は埼玉県鴻巣市を中心に広告業を展開しております。etc.)
こうすることで、Googleはあなたのビジネスがその地域に関連していると判断し、検索結果も変わってきます。
あなたの会社が地域に根差したビジネスをしているのであれば、ちょっと変わり種として「地域とのかかわり」のようなコンテンツを掲載しても面白いかもしれません。
認証マーク
国やISOなどの認証制度についても取得状況を忘れずに掲載しましょう。企業姿勢が伺えて取引や採用の面で信用につながります。
認証ロゴを掲載するとより伝わりやすいですが、ロゴの使用ガイドラインを遵守する必要がありますので注意してください。
SDGs
SDGsとは「Sustainable Development Goals」を略したもので「持続可能な開発目標」の意味です。2015年の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」など17の目標があります。これらの目標について企業がどのように取り組んでいるのか?どのように貢献しているのかを掲載しましょう。
特に、昨今の若者は当然のようにSDGsを教育されてきたため他の世代よりも意識が高く、就職時にはSDGsに取り組んでいない企業は敬遠するほど重要な要素となっています。人材不足を少しでも防ぐため、しっかり掲載しましょう。
電車やバスでのアクセス
通常、交通アクセスのご案内はGoogleマップを埋め込めば楽なのですが、電車やバスに限らず、目印となる交差点や道路の一方通行など、アクセスの際に注意事項がある場合はさらに配慮して、簡略化したわかりやすい地図も掲載しましょう。また、駐車場の台数、最寄りのインターチェンジなど遠方からの経路なども掲載から漏れやすいので注意しましょう。
4「採用情報」「求人案内」に必要なコンテンツの例
求める人材イメージ
採用情報を掲載する場合、募集要項をのせるだけの場合が多いです。
これはこれでよいのですが、必要な人材イメージ、特に人間性や価値観など深い根幹の部分は伝わりません。企業理念と同様に「採用理念」とでもいいましょうか、必要となる人材イメージを明記しましょう。
組織を形づくる上でこの採用理念があるのとないのとでは中長期的に結果が変わってきます。求める人物像を明確化することで採用時のミスマッチを減らすことにもつながります。
また、「採用の流れ」も漏れやすいコンテンツです。採用選考の流れをイメージしやすくすると、求職者の心理的障壁を取り除き、エントリー増につながります。
福利厚生
福利厚生に関するコンテンツも特に漏れやすいようです。
よくあるのは「ウチは福利厚生は特別なものは無いから載せなくていいよ」というケース。
特別なものが無いとしても、それを掲載しなければ求職者にはそれが伝わらず、最低限の福利厚生さえも無い企業と思われたり、社員への配慮に欠ける企業だと誤解されかねません。
ホームページに人材採用の効果を少しでも期待するのであれば、福利厚生は必ず掲載しましょう。
求職者は、福利厚生の情報から企業の体力や、組織としての成熟度を判断します。
5「お問い合わせ」に必要なコンテンツの例
お問い合わせから返信までの目安
お問い合わせフォームを送信した後に表示するメッセージ(あるいは自動返信メール)には、返信までの日数を目安として掲載しましょう。(必ず営業日の日数で!)
迷惑メールに振り分けられないための注意文
企業ではなく個人がホームページのメールフォームから問い合わせた場合、自動返信メールが迷惑メールとして処理されてしまう可能性が高くなります。そうなると重大な機会損失です。注意文を掲載して事前に注意喚起しましょう。細かいですが、自動返信メールのドメインも明記すると、ユーザーは迷惑メールフィルタに除外設定できるので親切です。
メールフォームの添付ファイル欄
技術寄りの話になりますが、メールフォームには添付ファイルの欄を設けましょう。新たな引き合いであれば、資料が添付されていると、より具体的な返答ができますし、求人情報へのエントリーであれば、履歴書が添付されていると、より効率的な採用選考ができます。
些細なことですが意外に効果的・効率的です。
6その他
購買情報・ビジネスパートナー募集
例えば製造業の企業ホームページの場合、かなりの確率で漏れやすいのが“購買情報”です。
やはり皆さんそこまではなかなか気が回らないようです。
良質で安価な仕入れは、売上アップと同様の効果をもたらします。
どのような材料・素材をどれぐらいの量、どれぐらいの頻度で必要としているか?
必ず掲載して、ホームページで良質な仕入先を発掘しましょう。
Googleマイビジネス
Googleマイビジネスとは、Googleの検索結果やGoogleマップに表示される、企業や店舗の情報欄です。飲食業や美容院など実店舗を持つ業種の場合は、漏れなく手をつけているようですが、BtoB企業の場合、ホームページばかりに気をとられて手をつけないケースがよく見受けられます。
それではもったいない!Googleで「地域 + 業種」で検索された際に上位表示される機会を損失してしまいます。
Googleマイビジネスは、BtoBの場合でもホームページより優先して手をつけるべきものです。
次に見るべきコンテンツ
あるページから次のページにユーザーを誘導する導線ですが、これも非常に漏れやすいです。
「会社概要」のページを見た方が、より詳しい情報を求めて「沿革」のページも見たり、「採用情報」のページを見た方が、企業の信頼性を見るために「会社概要」のページも見ることはよくあります。
「製品情報」ページを見た方は、次のアクションとして問い合わせてくれるかもしれません。「製品情報」ページの下部にお問い合わせフォームへのリンクボタンを設置するといった配慮が重要です。
こういった、ユーザーの心理を考えて導線を配置してくれる“気の利く”制作会社はあまりないです。
制作会社から言われたまま、よく考えずに原稿作成すると、こうした観点が漏れるので注意しましょう。
よくある質問
同じような問い合わせが何度も来る場合は、回答をまとめて「よくある質問」として掲載しましょう。
あなたの会社の製品やサービスへの理解度が深まるだけでなく、同じような質問に対応する手間を減らせる効果もあります。
何よりも、具体的なキーワードを含んだコンテンツが増えることで、検索エンジン対策にも有効です。
「採用情報」にも掲載すると、採用時のマッチングで効果が見込めます。
サイト内検索
コンテンツというよりは機能ですが、サイト内検索があるとユーザーが目的の情報を見つけやすくなります。検索機能をつけるのに特別なプログラムは必要ありません。
Googleには特定のホームページ内を検索する機能があります(無料)。Googleのサイト内検索はPDFやWordなどの内容まで検索対象にできるので、そういったファイルを多く掲載するホームページでは特に便利です。
クッキーポリシー
聞きなれない横文字が出てきましたね。Cookie(クッキー)とは、ホームページにアクセスした際にユーザーのPCまたはスマホ端末に保存される小さなファイルです。クッキーは利用者のオンライン上での活動などを保存しており、利用者がどのような活動をしているかを収集するために使われます。
クッキーはGoogleアナリティクスなどのアクセス解析や、Google広告などのインターネット広告で使用され、近年では、EUをはじめ世界各国で、このクッキーの規制や罰則強化によって取り扱いが慎重になっています。
そのため最近のホームページでは、初回のアクセス時にクッキー使用への同意を得るのが企業マナーとされています。こういった世情やコンプライアンスへの配慮も怠らないようにしましょう。
クッキーポリシーとは、クッキー使用への同意を得るために、クッキーをどんな目的で使用するのかをユーザーに開示するものですが、こういった小難しいものは、インターネット上にテンプレートがありますのでそちらを参考にしましょう。その際、クッキーの使用目的や用途をホームページの実態にあわせて書き換えるのをお忘れなく。
まとめ
いかがでしたか?ホームページの内容といえども様々な配慮が必要だと思いませんか?本業の傍ら、こういったホームページの原稿を作成するのは本当に大変です。効果を生むホームページにしたいのであればなおさらです。
ホームページの原稿作成まで対応してくれる制作会社はたくさんあります。このページを最後までお読みいただいたのも何かの縁です。
ホームページの原稿作成でお困りなら、アサヒコミュニケーションズにぜひご相談ください。