地域広告でエリアと人物をしぼる！Web広告4選／埼玉県版

狭い地域限定で宣伝する「地域広告」の場合、地元新聞社の広告や新聞折込、またはポスティングやフリーペーパーなどの紙メディアが一般的です。しかし、現在ではコロナ禍の影響もあり実店舗への来店誘導だけでなく、非接触型のWeb接客（Web広告→企業ホームページ→消費アクション）にシフトする企業が飛躍的に増えてきています。そこで、今回は限られた広告費で地道に成果を出しているWeb広告（設定）をまとめてみました。地域や人など様々な絞り込みがどの位まで設定できるのか？という点についても実績ベースでご紹介します。

Google広告【リスティング広告】

Googleでキーワード検索をしたときに、検索結果ページで「広告」と書かれたリンクが表示されます。これがリスティング広告で広告代理店が最初におすすめするWeb広告のひとつです。下の画像は「埼玉県　Web広告」と検索した時に表示されたリスティング広告です。

赤い点線内の上から青・緑・黒文字の1セットで1社の広告になります。

この時の検索キーワードでは上部に3社のリスティング広告が表示されています。

リスティング広告は、自ら関心や興味を持ってキーワードを検索したときに広告が表示されるため、関心を強く持っている人にタイムリーに広告を出せる点が魅力です。

「埼玉県　○○」、「さいたま市　〇〇」などの地名と組み合わせたキーワードを指定して広告を出す設定ができるので、指定した地域だけに広告を表示させることができます。

また、検索の際に地域名が入っていない場合でも、あらかじめ広告が表示される地域を指定することができます。埼玉県やさいたま市などの地域ごと、もしくは会社や店舗からの半径で、最小1km以内まで地域を絞ることができます。必要のない地域まで無駄に広告が配信されることがないので、少ない広告費用であっても狙った地域に効果的に広告を出すことが可能になります。

Google広告【ディスプレイ広告（GDN）】

GDNは、グーグルディスプレイネットワークの略で、Googleが提携しているさまざまなサイトの広告枠に画像がメインで表示されるWeb広告です。

リスティング広告はキーワード検索を行ったユーザーにのみ表示されますが、ディスプレイ広告はそのサイトを見ている人に表示されるため、潜在的なニーズを持つ幅広い層にもアプローチすることができます。

GDNの特徴は、YouTube、BIGLOBE、ライブドア、食べログ、教えてgoo、スマホアプリなど、幅広いジャンルのサイトに広告が出せるところにあります。また、設定したキーワードに関連するサイトに絞って広告を配信することも可能です。

こちらもリスティング広告と同じ範囲で、配信地域を限定することができます。

Yahoo!広告

リスティング広告（スポンサードサーチ）

Google同様、Yahoo!の検索結果ページにも広告を表示するリスティング広告があり、スポンサードサーチと呼ばれています。キーワードと地域名を組み合わせて広告を出せるので、ターゲット層に狙いを定めて広告を出すことができます。また、Googleと同じように地域限定で広告を出す設定もできますが、スポンサードサーチの場合は、さいたま市などの市区町村単位までの絞り込みとなっています。表示される広告は検索キーワード等により変動しますが「埼玉県　Web広告」の場合、4社の広告が表示されました。

ディスプレイ広告（YDN）

YDNはYahoo!ディスプレイアドネットワークの略で、Yahoo!やYahoo!メール、Yahoo!ニュースなどのYahoo!関連サービスの他、朝日新聞、ニコニコ動画、NAVERまとめなどの提携サイトに表示される画像広告です。

YDNでは、一度サイトを訪れた人や過去に関連したキーワードを検索していた人など、対象者を絞って広告を表示する機能もあります。地域限定での広告配信ではリスティング広告と同じく、市区町村単位で配信地域を設定することができます。

Facebook広告／Instagram広告

Facebook広告同様、Facebook傘下のInstagram広告は、Facebookの持つ細かなユーザー情報を活かした高精度のターゲティングが特徴です。

Facebook広告、Instagram広告とも市区町村単位で地域限定する方法の他、地図上で店舗や会社の場所を設定し、そこからの半径で地域を限定することができます。最小半径は17kmとなっています。

Facebookの登録情報から興味関心やライフイベント属性のほか、出身大学、企業名、業種・職種・役職を選択できるのもセグメントの特徴の一つで、年齢も1歳単位で設定が可能なSNS広告です。

位置情報型スマホ広告／DSP広告

スマホの行動履歴をもとにピンポイントで配信できるWeb広告が最近注目を集めています。それが位置情報連動型広告です。

位置情報を活用した広告は、今いる場所に広告を配信するリアルタイム型と、過去にいた場所からターゲットを導き出して広告を表示させる行動履歴型があります。

スマートフォンの位置情報を利用して、居住地、勤務地、よく訪れる場所を特定し、その場所にいる方にピンポイントで広告を届けるだけでなく、他のWeb広告では設定できない半径50m程度まで絞りこめる点にあります（GPS型の場合）。地域を絞り込むWeb広告の中では、最も狭い範囲にピンポイントで広告を出すことができる広告のひとつです。

まとめ

限られた予算で結果を出すには「地域」と「人物」の絞りこみは極めて重要です。ターゲットがぼやけていると、設定する地域も定まらず結果につながらないからです。「広告費が少ない、ターゲットがピンポイント、商圏（営業エリア）が狭い」といったケースでは、「地域」と「人物」の絞りこみは必須といえます。

一つ覚えておく必要があるとすれば、成果が発生しやすい「地域」と「人物」に絞ってアプローチできれば少なからず結果は出ますが、絞りこみ過ぎたケースでは有効なアプローチができないケースも発生します。「絞りこみ度」のバランスを実施前に想定できるかが実は最も重要といえるかもしれません。検討段階で何件の成果があがるかをシミュレーションしておくと実施後の“想定外”が少なくなります。検討の際は、リスクを減らす意味でも、一度お付き合いのあるWeb広告代理店に相談してみると良いと思います。

弊社、アサヒコミュニケーションズでもGoogle広告、Yahoo!広告、Facebook広告、Instagram広告、位置情報型スマホ広告を取り扱っています。予算を効果的に活用する地域限定のWeb広告をお考えの場合は、検討段階からお気軽にお問い合わせください。