無料アンケートの罠!仕事で失敗しない「簡単Webアンケート作成」
ここ最近、社員アンケートや顧客アンケートを実施する会社が増えています。これには無料アンケートの充実と、有料アンケートが大幅に安くなった背景があるようです。そこで、仕事で失敗しない「簡単Webアンケート作成」についてまとめてみました。
1Webアンケートの「機能」を知る
無料アンケートと有料アンケートでは機能に大きな差があります。その機能が必要かどうかで無料アンケートを簡単に使い分けることもできます。そこで、まとめサイトや口コミサイトで多く取りあげられている無料アンケートと有料アンケートの機能を比較し、無料アンケートが使いづらいと感じる不満を洗い出してみました(※自社リサーチ/インターネット調べ 2018年5月現在)。
「無料」Webアンケート調査の不満
- 「無料」Webアンケート調査の不満!
≪ワースト5≫ -
- 「無料」Webアンケートの不満1質問項目の数に限りがある(例/10問まで)
- 「無料」Webアンケートの不満2単純な質問項目しか設定できない(例/条件分岐×)
- 「無料」Webアンケートの不満3無用な広告リンクがある(例/安心の管理運用×)
- 「無料」Webアンケートの不満4集計データが落とせない(例/エクセルでの二次利用×)
- 「無料」Webアンケートの不満5記述式の回答がとれない(例/「その他」項目の具体内容×)
上の5つが不満にならない場合、逆に「無料」Webアンケートが使える!という判断もできます。
ただ、ビジネスシーンでの活用を考えると、いざという時に・・・
「無料」のWebアンケートだと…
- 「詳しい回答がとれない!」
- 「必要のない広告やサービスが紹介される!」
- 「データが落とせないので集計できない!」 などなど
仕事では、もしもの状況を考えると「無料」のWebアンケート調査は使いづらいという声も多いようです。
ただし事前に関係者とリスクを共有していれば「無料」のWebアンケート調査も有効かもしれません。
1Webアンケートの「機能」まとめ
無料アンケートを利用する時は、制限されている「機能」が見えていれば仕事でも活用は可能。逆に必要な「機能」がわからない場合は、アドバイスが受けられる有料アンケートも選択肢に入れておきましょう。
2Webアンケートの「流れ」を知る
Webアンケートの作り方(簡単8ステップ)
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作成1目的を決める
Webアンケート作成では、目的を関係者と共有することが大切です。目的の共有がないとWebアンケート作成後に使えないデータを回収してしまった!ということにもなりかねません。
例/ 物流業界(ドライバー)の長期的な人材確保と離職率を下げること
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作成2ターゲットを決める
「誰が対象なのか」を考えることがWebアンケート作成では重要です。ターゲットが変われば質問項目が大きく変わるからです。
例/ 年代別の社員(20代・30代・40代・50代・60代の正社員ドライバー)
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作成3目的から質問項目を決める
Webアンケートで回収したデータを活用するには「その情報が、なぜ必要なのか?」を考えます。作成の流れとして「目的→ターゲット→欲しい情報」と順番に考えると質問項目が作成できます。
例/ 欲しい情報:離職率低下につながる意識調査(社員の満足(不満足)に感じている部分)
→「働く前と後で違ったところは?」、「家族が活用している福利厚生は?」等々 -
作成4告知方法を決める
Webアンケートの回収率アップを考えると、ターゲットごとに告知方法も変える必要があります。紙、Web、メールなどの告知方法を変えるだけでも回答率(回収率)は大きく変わってきます。
例/ 若年層であれば紙もWebも可、高年層であればWebアンケートは一考の余地あり
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作成5回答手段を決める
Webアンケート作成ではターゲットにあった回答方法を知ることも大切です。回答時の方法(パソコン、タブレット、スマホ、フィーチャーフォン等)がWebアンケートの回収率に大きく影響するからです。
例/ 紙とメールで通達し回答方法も紙と各種デバイスに対応させた
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作成6デモ画面を確認する
Webアンケートを作成して回収時や集計時に思いがけないミスを見つけることがあります。回収前にデモ画面でアンケート内容と導線をチェックすることをおすすめします。
失敗例/ 「その他」の回答が大多数になったが、自由記入欄を設定していなかったため回答の真意が不明
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作成7レポートを作成する
Webアンケート結果の集計では、感覚的に見やすい資料にまとめることが大切です。数値をグラフに変換するだけで収集データの発信力が大きく変わるからです。
例/ 円や棒グラフを挿入する等で視認性と理解度が向上
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作成8課題を改善する
Webアンケート集計後、何を課題として改善するかを決めることが重要です。集計結果を単なる参考資料とせず、改善に役立てられるアンケートにすることが目的だと再認識することが大切です。
例/ アンケート調査の結果内容(雇用面での不満等)から改善策を実行(1~2年ごとに社内意識調査を実施しながら段階的に改善)
2Webアンケートの「流れ」まとめ
このWebアンケートの作り方(簡単8ステップ)の流れで、比較的簡単にWebアンケートは作成できます。仕事で実施する場合は、「告知方法」や「回収方法」、「集計方法」など専門的な業務もあるため、アドバイスが受けられる対面型の外注Webアンケートサービスを考えても良いかもしれません。
3Webアンケートの「特徴」を知る(有料版)
有料のWebアンケートサービスは特徴も様々です。まず最初に「無料Webアンケートの不満」に照らしながら必要な機能(特徴)をチェックしてみてください。コストパフォーマンスの高いWebアンケートを探すには「絶対に必要な機能(特徴)」が何なのか知ることが重要です。
4Webアンケートの「不安」を知る
Webアンケート作成時の不安を考える上ではWebアンケートの作り方(簡単8ステップ)の中で、プロに相談したい部分を考えるとイメージしやすいと思います。例えば、「インターネットを使ったWebアンケートの仕組みがわからないからアドバイスが欲しい」などのご要望がある場合、サポート(アドバイス)が基本料金に含まれているか確認しておく必要があります。設定がなかったりオプションの場合、料金が予想以上にふくらむ可能性があるからです。
※アドバイスも標準料金に含んだ弊社の「訪問アドバイス型Webアンケート」もご検討ください。
5Webアンケートの「相場」を知る(有料版)
「まとめサイト」や「口コミサイト」で上位にランキングしているWebアンケートサービスをリサーチして相場を検証。選んだWebアンケートの条件は「無料Webアンケートの不満(5項目)」のうち4項目以上が基本機能に備わっているアンケートサービスであること(2018年5月現在)。このサービス(7社)の平均価格を相場とする設定としました。
Webアンケートの相場を調査した条件
- 質問項目数は15問
- 質問の条件分岐あり
- 無用な広告リンクなし
- 記述式の回答可能
- CSVデータの納品可能
- アンケート期間/1ヶ月間
- 結果レポート作成(5頁以上)
- 電話サポートあり
相場:10万円
- 5万円単位(10~5万円)
Webアンケート(有料)は「外注型」と「セルフ型」の2種類
Webアンケートを自社の担当者が全て設定するアンケートサービスが「セルフ型」です。目的を設定して質問を作成・回収・集計するため操作が複雑な場合も多く、専任の学習期間(人件費)も余分に考える必要があります。「外注型」はアンケートの調査画面の作成(システムに入力)やレポート作成を含むサービスです。アドバイスを含んだサービスもあるため、アドバイスを受けながらノウハウにするのも良いと思います。主業務で手一杯のご担当者には初回は安い「外注型」がおすすめかもしれません。
5Webアンケートの「相場」まとめ
「顧客アンケート」や「社員アンケート」を一般的な条件で見積もると相場は10(~5)万円(数年前の半分以下の価格)。費用対効果を考えると年に1~2回のWebアンケート作成なら「外注型」、年に5回以上予定なら「セルフ型」が選ぶ目安になりそうです。
仕事で失敗しない
「簡単Webアンケート作成」総合まとめ
仕事で年2回くらいの実施であれば、無料ではなく有料の「外注型」アンケートがおすすめです。
これで間違いなし!外注アンケート
サービス(4つのチェック項目)
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