NFCが実現する未来体験
NFCって何?
NFCは「Near Field Communication」の略で、その名の如く近距離無線通信。10cm以下の範囲で非接触で通信できる通信規格だそうで、「Suica」や「おサイフケータイ」でおなじみのアレです。
規格としては、Appleが採用したiBeaconと似たようなもんですが、iBeaconは10m程度の距離でもOKなんで、正直iBeaconの方がワクワク感があります。一方、NFCはiPhone6でも新機能として採用されたのですが、Appleの決済サービス「Apple Pay」専用で、現時点ではサードパーティに開放されていません。つまり、NFCに対応したiPhoneアプリが開発できないということですね。(2015年5月現在)ちなみに、Androidだとバージョン4.0以降から対応しています。
NFCってこんなに便利!
「え~NFCダメダメじゃ~ん」と嘆くなかれ。なかなかの可能性を秘めたテクノロジーなのです!(とは言ってもずいぶん前からあるんですけど)
NFCでは「NFCタグ」というシール状のチップにあらかじめ処理を書き込んでおき、NFC対応端末でタッチするだけでその処理を実行できます。このNFCタグが以外と安い!アマゾンだと10枚で\1,319。1枚あたり132円(2015年5月現在)。ここまで単価が安いと印刷媒体と相性が良いってもんです。
で、例えば使い方次第ではどういう事が可能になるかというと…。(ここで紹介する内容は必ずしも実現できるとは限りませんのであしからず。)
街のポスターにスマホをかざして「いいね」する
NFCタグを読み取った際にURLを開くこともできるらしいです。そうなるとFacebookの「いいね」もできそうですね。
紙媒体にも「いいね」できるのはいいね!芸術祭とか美術展とかにも良さそう。
日替わりのクーポン
NFCタグの内容は後で書き換えることもできます。日替わりのクーポンなんていいですね!
自宅についたらおやすみモードで一切の電話に出ない
玄関でスマホをパッとかざすとマナーモードやおやすみモード(※iOSで着信やメール受信の通知をオフにする機能)に。プライベートは世俗との交わりを一切断ちたい人にオススメ。ついでに自宅のWiFiに切り替えるなんてこともできるそうですよ!
スタンプラリー
アプリとも連動できるので、スタンプラリーとかポイントカードとかもできます。(※アプリが対応している必要があります。)
QRコードでもできるんですけどね。(実際、NFCを使ったキャンペーンでは、iPhone向けにはQRコードで代用しているようです。)
まぁ、毎回QRコードを読み取るのも面倒だし、暗かったり天気が悪かったり、必ずしも読み取りできる状況とは限らないので、場合によってはいいんじゃないでしょうか。
うん!微妙ですね!だいたいのケースにおいてQRコードで代用できるかもです(爆)。
読み取る頻度が多いとか、サッと読み取りたい場合には最適な選択肢なんですけどね。
しかもロック画面では読み取れないのも地味に痛い。
あとテクノロジー的には、Bluetoothのペアリングができたり、電話を発信できたり、メールを送信できたりするらしいのですが…。
やっぱりバクハツ的に普及させるには“エロ”しかないんでしょうか…。