ロールモデルの作り方

「ロールモデル」とは、自分の成長においてお手本になる、憧れるような存在のこと。

言い換えると、「自分も、○○さんのようになりたい!」がこれにあたります。

 

そして、僕達30代前半の世代は、就職氷河期の第一世代として、それまでの常識とは異なる状況を経験してきました。

そのためか、「自分も○○さんのようになりたい!」と思える先輩・上司が身近にいないのです。

もちろん、尊敬できる目上の方々はいます。

でも、「同じように、そこを目指したい」と思えるようなロールモデルはいないのです。

 

世代の違いがくっきりと明確に感じます。世代間が途切れているようにも感じます。

それまで以上に社会が大きく変化してきた結果だと思います。

 

会社の外にはいます。でもその多くが起業家です。

会社員として目指す地平線が、一見、連続しているように見えて実際は途切れているのです。

そうは言っても、止まっているわけにもいきませんし、僕は常に「3歩先」を目指して進んでいるつもりです。

 

例えば職場でちょっと頑張れば、「1歩先」はすぐにいけます。

周りの人達よりも頑張って成果を出せばいいわけですから。

さらに少し先に必要になるであろう新しい知識や情報を、その道の第一線で活躍している人に師事してもっともっと頑張っていけば、職場では頭一つ突き抜けた「2歩先」にもいけます。

では「3歩先」。ここがどうにも難しいのです。

 

色々考えました。色々悩みました。で、現在たどりついた答えがこれです。

今までではありえないくらい手厚く「次世代を育てること」です。

 

これが最善なのかはまだ分かっていません。

来年4月に入社してくる新卒新入社員たちに向けたトレーニングの準備を着々と進めています。

 

決して高額なものではないのですが、みんなが羨む教材を揃えました。

新卒の時に自分もこんな教育をしてもらいたかった!とたくさんの人から言われました。

もちろん社外の人達から。その人たちも、社会的には若手が憧れるような立場で活躍しています。

 

教材だけではなく、色々なことを仕込中です。

もちろん大いに僕自身の勉強にもなるように考えていますし、既存社員の人達にとってもすごく刺激を受けるようなカタチになると思います。

 

「次世代を育てること」で「会社を育てる」

それくらいの気持ちでやっていきます。

2011年11月8日  研究テーマ:
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