企業における「コンピタンス」×「ライカビリティ」とは

 

一般的に、

企業における「コンピタンス(信頼感)」とは、

簡単に言えば「この会社しっかりしていそう」と感じられることを表します。

言い換えるとそれは"信頼感"

 

企業における「ライカビリティ(好印象)」とは、

簡単に言えば「この会社はすごく感じがいいな」と感じられることを表します。

言い換えるとそれは"分かりやすさ"

 

これは、

個人に対しても同じことが言えます。

 

例えば、眼鏡をかけると真面目そうに見えてそれだけでコンピタンスが上がります。

”ダテメガネ”の所以はここからくるのでしょう。

 

例えば、おでこを出すと心理学的にも自分をさらけだして相対しているという印象を

与えコンピタンスが上がります。

 

例えば、いつも背筋がピンとして姿勢の良い人は信頼感を感じ、

いつも猫背な人は「この人に任せて、大丈夫かな~?」と不安を感じてしまいます。

 

それは表情や、その人が持っている空気感でも変わります。

 

そういった工夫をすることで印象はガラリと変えることができる。

これは”分かりやすさ”のひとつの手段です。

 

これは、

企業に対しても同じことが言えます。

 

 

私たちは創業100年を機に、

社名を変え、ロゴマークを変え、新しいミッションを定め直しました。

 

「私たちは、お客さまに対し”ただ印刷して納めるだけ”の印刷会社はやめました。」

売り上げや集客アップ、業務効率化のためのユニークな企画やデザインをご提案させていただきます。

お客さまの困りごとを、お客さまと一緒に解決することで社会へ貢献していく。

それが、私たちの会社の存在する理由です。

 

私たちはこのミッションをお客さまへ対し”分かりやすく”するために、

会社案内のパンフレットを作り直し、ウェブサイトをリニューアルし

名刺を作り替えました。

 

これらはすべて「見ため」に関するライカビリティです。

そして重要なのは、もちろん中身。

 

社員向けの研修や勉強会、ビジョンやミッションの浸透、クレド(当社ではアサヒスタイルと呼んでいます)

こういった取り組みが「中身」に関するライカビリティです。

 

これらは、もちろん新しい方向に進んでいく上でどちらも大切なことであり

どちらかか片方だけではなく、”同時に”両方が必要となります。

 

そしてこれらの”軸”が一貫しており、ブレがない状態で積み重ねていく。

そうすることで「コンピタンス」が高まっていきます。

 

 

お客さまへ対しても、こういったトータル的なご提案をさせていただきます。

 

「PRがうまくいっていないから、会社案内のパンフレットを作り替えたい」

「ホームページを作り替えたい」

「名刺を作り替えたい」

こういったご相談はたくさんいただきます。

しかし・・・

 

これだけでは、根本的には何も変わらないのです。

私たちもそういう失敗をたくさんしてきました。

 

同じように失敗をしてきたからこそ、分かることがあります。

同じように失敗をしてきたからこそ、言えることがあります。

 

いくら立派なことを言っても、それっぽいことを言っても

経験から学んだことでなければ説得力がありません。

お客さまの心に響きません。

 

だからこそ、

私たちは身を持って自社を実験台として様々な取り組みをしているのです。

 

経験から学ぶ蓄積こそが、「ノウハウ」です。

実務から学んだことこそが、「強み」です。

 

それらすべてを、

私たちと同じ立場にいる中小企業のお客さまに役立てていただけたら

こんなに嬉しいことはありません。

 

 

2011年7月19日  研究テーマ:
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