印刷会社の「変化」と「進化」

 

「変化」が早い時代に考える、「変化」のこと。

 

「変化」とは、
物事の状態・位置・形といった特徴や性質が、

強まったり、弱まったり、新たに出来たり、失われたりすること。

またそうした変化を数値化して、その割合を変化率で表せるもの。

 

「進化」とは、
生物の遺伝的形質が世代を経る中で変化していく現象のこと。

生物は不変のものではなく、長大な年月の間に次第に変化して

現生の複雑で多様な生物が生じたということが、膨大な証拠からわかっている。

種類の多様化と、環境への適応による形態・機能・行動などの変化がみられる。

なお、この場合の変化は、必ずしも発達、高度化、新規機能の追加を意味するものではなく、

部分的、あるいは全面的な退行的傾向をも含む。

(Wikipediaより引用)

 

そこで、

印刷会社における「変化」とは何かを考えてみました。

 

・より印刷技術を高め、「高精細印刷や特殊印刷」ができるようになるとか

・印刷クオリティよりも、提供価値として「コストとスピード」を重視した営業戦略をとるか

・そのサービスの幅を広げるために、Web制作やSPツールの販売も同時に行ったり

・幅を広げていた営業品目を絞って、「とにかく○○○なら一番!」という戦略だったり

・今までは他人ごとのように考えていた「戦略設計、企画、マーケティング、デザイン」を

強みとして取り入れられるよう人材の強化をしてみたり

 

と、色々あります。

 

そして、色々な印刷会社が始めやすいことを各々始めているといった感じだと思います。

 

ここで、
では印刷会社における「進化」とは?

と続けたいところですが、ちょっと気になるところがあります。

 

「進化」とは、環境への適応による変化です。

環境が変わってから変化するのであれば、

環境が変わった時点でみんな絶滅してしまいませんか?

 

ここが「ポイント」だと思うのです。

 

私たちの仕事(業界)は、

今まさに移り変わりの過渡期です。

 

アナログからデジタルへ。

ものごとの価値は、手段としてのメディアにはどんどんなくなっていく。

 

そこで私たちは、

「手段」を変えるのではなく「ポジション」を変えていく。

 

広告代理店よりも、お客さまに「選んでもらえる企画」を

Web制作会社よりも、お客さまに「選んでもらえるWeb」を

デザイン会社よりも、お客さまに「選んでもらえるデザイン」を

 

という選択をしました。

そして、徐々に「選んでもらえる」ようになってきています。

 

進化とは環境が変わる前に変わること。

すなわち、予測です。

 

当社もまだまだ「変化」の途中ですが、

これを「進化」にしていかなければならない。

今までは、「変化」でも大丈夫でしたが、これからも大丈夫とは限らない。

 

だからこそ、「進化」をしていかなければ!

 

2011年1月24日  研究テーマ:
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